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日本も参考にしていきたい?!ハワイ諸島のサステナビリティと循環型経済への取り組み事情

更新日:6月26日


青い空とヤシの木を背景に綺麗なビーチの上に転がる地球

ALOHA! ハワイをこよなく愛する翻訳者兼フラ講師の板羽柚佳です。大好きなハワイをいつも感じていたいという思いから、ハワイアンカードを使ったカードリーディングセッションの提供やハワイの自然をモチーフにしたハンドメイドアクセサリーなどの製作販売もしています。


さて、昨今、物価高や円安の影響で、私たち日本人にとってはやや敷居が高くなってしまっているハワイですが、今回は、ハワイで取り組まれているサステナビリティ(持続可能性)事情を取り上げます。観光業を主とするハワイ独自の循環経済の観点も含め、歴史や文化を根底に各島々で進められているその取り組みについて詳しくご紹介していきます。


※循環経済とは資源(製品や部品等を含む)を循環利用し続けながら、新たな付加価値を生み出し続けようとする経済社会システムのこと。大量生産・大量消費を前提し、資源の循環利用を想定しない「線形経済(リニアエコノミー)」の反対概念として位置付けられる。


目次





約1,500年前にポリネシア人が初めて移住して以来、独自の文化と伝統を築いてきたハワイでは、土地や海を大切にした自然と調和した生活が送られる中、カフナ(シャーマン)やアリイ(王族)による統治の下、タロイモ栽培や漁業などが発展し、持続可能な生活が粛々と営まれてきました。しかし、19世紀後半の西洋人の到来とともにプランテーション農業や都市化が進み、環境破壊が始まります。

現在は、持続可能な社会の再構築を目指すため、自然を尊重するハワイの伝統を再評価し、、その現状や取り組みについて、地元民のみならず観光客へもアプローチし、確立させていこうという流れになっています。


以下ではハワイの各島で取り組まれているサステナビリティの代表例をご紹介します。



2. オアフ島「クアロア牧場」

ハワイのオアフ島にあるクアロア牧場の園内を走る観光客を乗せたツアーバス

ハワイでサステナビリティを実践するモデルケースの1つが、オアフ島の映画の撮影地としても有名なクアロア牧場です。自然保護と文化保存に力を入れており、自給自足の農業システムを取り入れ、有機農業を推進しています。牧場内で育てた作物や家畜を利用することで、食料の地産地消を実現し、輸送によるCO2排出を削減。また、地域の文化遺産を守る活動では、ハワイ先住民の歴史や伝統を学ぶツアーの提供を通し、観光客にハワイ文化の重要性などを伝えています。


このように、観光業を通じ、地域文化の保護と持続可能な環境保護を両立させているのが特徴です。その他にも、持続可能な観光の実現を目指して、観光客を対象に環境教育プログラムの提供もしています。



3.マウイ島「ハレアカラ国立公園」


ハワイのマウイ島にある休火山ハレアカラ山と遠くに登る朝日

ハワイ語で「太陽の家」という意味のマウイ島ハレアカラ山。こちらでも生態系の保護と再生に力を入れています。絶滅危惧種の保護や外来種の駆除を目的としたプログラムを実施しており、特にハワイ固有の植物や鳥類を守るための活動に力を注いでいます。公園内では地元住民や観光客が参加できる外来種の除去や植樹などのボランティア活動が実施されています。

ハレアカラ国立公園で行われている持続可能な観光の実現に向けた取り組みとして、観光客に自然環境の重要性を教育するプログラムを提供し自然に対する理解を深めることで、保護活動に積極的に参加できる仕組みを作っています。、また、シャトルバスの運行やレンタサイクルの実施などで持続可能な交通手段の利用を促進し、個人車両の使用を減らす取り組みも行われています。

 



4. ハワイ島「パーカー牧場」

広い牧場に放し飼いにされる牛たち

ハワイ島の北部ワイメアにあるパーカー牧場は、持続可能な畜産業のモデルケースとして注目されています。こちらでは、牧草の輪作や再生農業の手法を取り入れ、土壌の健全性を維持しながら、持続可能な形で家畜を育てることで環境循環を目指しています。

また、エネルギー効率の向上を図るために再生可能エネルギーの利用も進めています。太陽光発電システムを導入し、牧場のエネルギー需要の一部を賄うことで、化石燃料の使用を削減しています。


さらに、地元コミュニティと連携し、持続可能な畜産業の知識や技術を共有することで、地域全体のサステナビリティ意識を高めています。パニオロ牧場は、地元の学校やコミュニティセンターで環境教育プログラムを実施し、持続可能な農業と畜産業の重要性を伝えています。これにより、地域の若者たちに環境保護の意識を持ってもらうことで、将来的に地域全体が持続可能な社会を実現するためのリーダーとなることを目的としています。



5. ハワイ州(ハワイ諸島全体)でのサステナビリティ政策


青く透き通った海で泳ぐ一匹の海がめ

州としてもサステナビリティを推進するための政策が進められています。ハワイ州政府は、再生可能エネルギーの導入を推進しており、2045年までに100%の再生可能エネルギー使用を目指しています。太陽光発電や風力発電の普及が進む中、エネルギー効率の向上も図られています。また、エネルギーの地産地消を促進するために、コミュニティベースのエネルギープロジェクトも推進されています。これにより、エネルギー供給の安定性が向上し、地域経済の発展にも寄与しています。さらに、ハワイ州は海洋プラスチックごみの削減や海洋生態系の保護を目的に、プラスチックの使用削減にも取り組んでおり、使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する法律が制定され、環境に配慮した代替品の利用が促進されています。また、経済的観点から見ると、ハワイのビーチや海洋生態系は観光資源としても非常に重要であるため、自然環境の保護と地域文化の保存を両立させることを目指しています。


ハワイにおけるサスティナビリティ事情、いかがでしたか?詳しい内容をもっと知りたいという方は是非、下記ウェブサイトをご覧ください。筆者は来月久しぶりにオアフ島とマウイ島を訪れ、サステナビリティ、循環型経済への意識がますます高まるハワイの現状をこの目で確認してきます。



参考サイト:



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著者プロフィール


YUKA ITAHA


テレビラジオ業界でナレーターとして25年、フラ教室主宰15年とエンタメ業界一筋で生きてきたが、コロナ禍をきっかけに長年の夢だった翻訳業務を開始。

ハワイへは年に数回渡航。日々変化していく生きた英語に触れながら、

異文化間の思考の違いや取り組み方の違いを肌で感じ、

その違いを相互理解しながら埋めていくための一助となるべく、目下、邁進中。

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