Thanksgiving 前のハワイへ!ローカル気分で楽しむ10月のイベント
- SIJIHIVE Team

- 10月27日
- 読了時間: 8分

こんにちは!ALOHA ! 豊かでクリアな自然エネルギーたっぷりなハワイをこよなく愛する翻訳者兼フラ講師の板羽柚佳です。
ハワイは赤道に近く、北太平洋の真ん中に浮かぶ常夏の島。日本の真夏よりも涼しく、梅雨のような湿気も少ない、1年を通して過ごしやすい気候が魅力です。なかでも10月から11月にかけては、夏のピークを過ぎて観光客も落ち着き、ゆったり旅を楽しめる季節。この時期、アメリカ本土では「感謝祭(Thanksgiving Day=11月第4木曜日)」を前に祝福ムードが高まり、ハワイでもローカルたちが帰省し、地域イベントが盛り上がる時期でもあります。そんな“ロコの暮らし”が息づく秋のハワイでは、観光だけでは味わえない特別な体験がいっぱい。この時期ならではの地域に根ざしたイベントが各島で開かれ、ローカルの暮らしや文化などに触れる機会が豊富です。
この記事では、そんな季節にぴったりの「ローカルにつながるイベント」と「楽しみ方のヒント」をご紹介します。
目次
4. まとめ
1. この季節に何する?イベントの種類と選び方

10月のハワイには、観光客向けの大規模フェスティバルから、住民が中心となるコミュニティイベント、スポーツ大会、アートや文化の発信イベントまで、多彩な催しが開かれます。目的や興味に合わせて選ぶことで、より“ローカル感”のある体験ができます。
食の祭典を楽しむなら…
秋の定番イベント「Hawaii Food & Wine Festival」は、オアフ島・マウイ島・ハワイ島の各地で開催されます。地元産の食材や農産物を使った料理、ワイン、クラフトビールが楽しめる贅沢なイベントです。
また、毎月恒例の屋台イベント「Eat the Street」(オアフ島) は、月末の金曜夜に約40店舗の屋台が並び、地元グルメとライブ音楽を合わせて楽しめる人気イベントです。ハワイ島のカイルア・コナ(Historic Kailua Village) では「Street Eats Food Truck Festival」 も、地域密着型の人気イベントとして例年10月に開催予定です。
アクティブ派はスポーツイベントへ
10月12日には、モロカイ島からオアフ島へ渡るアウトリガーカヌーレース「Molokai Hoe(モロカイ・ホエ)」が開催されました。観戦だけでなく、ボランティアや応援としての参加も可能です。マウイ島では、波と風のコンディションを生かしたウィンドサーフィン大会「Aloha Classic」が10月後半から11月にかけて行われ、世界のトッププロたちが集結します。
カルチャーを感じたい人に
映画ファンには「ハワイ国際映画祭(Hawai‘i International Film Festival, HIFF)」がおすすめ。10月~11月にかけて、アジア・太平洋地域の話題作が上映されます。
今年の第45回ハワイ国際映画祭では、ゆりやんレトリィバァ初監督映画『禍禍女』が、「ハレクラニ・ヴァンガード・アワード」を受賞しました。この賞は、新進気鋭の映画人に贈られるもので、文化に新たな革新をもたらした者に与えられる特別な栄誉です。過去には安藤サクラさんなども受賞しており、非常に名誉ある賞とされています。
また、ハワイ島ヒロでは10月初旬に「Festival of Birds(鳥の祭り)」が開かれ、 野鳥観察やフラのステージなど、自然と文化が融合した内容が魅力です。
ハワイの伝統に触れる
ハワイには古来より伝わる年中行事「 Makahiki(マカヒキ)」 があります。これはハワイの旧暦に基づく祭儀で、10月から2月にかけて行われる“収穫と平和”を祝う期間。戦いを休み、自然の恵みに感謝する大切な季節です。現在では文化プログラムや舞踊イベントなどを通して、その精神が受け継がれています。
ローカルの熱気を感じるストリートイベント
一方、ワイキキのカラカウア通りなどでは、定期的にストリート・フェスティバルやブロックパーティが開催されます。地元アーティストのライブや屋台、手工芸品のマーケットが並び、観光客もローカルと一緒に盛り上がれるのが魅力です。
2. 参加するイベントの選び方のヒント

ハワイのイベントは種類が多いからこそ、「どれに行くか」を決めるコツを知っておくと旅がスムーズです。
滞在島とアクセスを軸に選ぶ
オアフ島に滞在するなら、まずは島内のイベントを中心に。もし日程に余裕があれば、マウイ島やハワイ島、モロカイ島の大会やお祭りもチェックしてみましょう。
規模で選ぶ?それとも “ ロコ感”重視?
大規模フェスは華やかで迫力がありますが、チケット価格が高い傾向にあります。一方、屋台や地域主体のイベントは入場無料、または安価で、地元の雰囲気をしっかりと味わえます。
タイミングを味方につける
イベントの日程をあらかじめチェックしておくと、滞在スケジュールを柔軟に組みやすくなります。「行きたいイベントから旅程を決める」のもおすすめです。
宿泊先の選び方
イベントが多いオアフ島では、ワイキキ・ホノルル・カカアコの中間あたりに宿を取ると移動がスムーズ。マウイ島やハワイ島でフェスを狙う場合は、会場近くの町(例:クラ、カアナパリなど)に1~2泊するのも現実的です。
人気イベント周辺は早めに満室になることが多いので、出発の6~8週間前には予約を済ませておくのが安心です。
移動手段について
ハワイは島ごとに交通事情が異なるので、イベント参加時は移動手段の確保もポイント。
レンタカー・レンタルバイク:地方のイベントを巡りたい人や、時間を自由に使いたい人におすすめ。
公共交通・シャトルバス:ホノルル市内は TheBus(市バス網)が充実しています。大きなフェスでは専用シャトルや臨時便が出ることもあるので、主催者サイトで事前チェックを。
ライドシェア・タクシー:夜間の移動には Uber や Lyft などのライドシェアが便利。ただしイベント終了直後は混み合うので、少し時間をずらすとスムーズです。
3. 各地のフードトラックフェスティバルやマーケットでローカルフードを味わう

「ハワイに来たなら、地元の味をめいっぱい楽しみたい!」そんな願いを叶えてくれるのが、屋台やフードトラック、マーケット型のイベントです。10月は各島で、定期開催から季節限定までバラエティ豊かに登場します。
Eat the Street(オアフ島)
オアフ島の定番フードトラックイベント。毎月最終金曜の夕方から夜にかけて、カカアコ・ウォーターフロント(Ala Moana/Kaka‘ako 周辺)で開催されます。約40店舗が並び、ハワイのプレートランチやアジアンストリートフード、スイーツなど多彩な屋台が揃います。ライブ音楽やパフォーマンスもあって、まさに“地元の夜祭り”の雰囲気!入場無料で、料理は1品5~15ドル前後が目安です。
テーマも毎月変わり(例:BBQ、ガーリック、チョコレート等)、訪れるたびに違う味が楽しめます。
Street Eats Food Truck Festival(Kailua Village/ハワイ島)
ハワイ島の Historic Kailua Village(カイルア・コナ)で開かれる地域密着型フェス。10月にも開催例があり、地元フードトラックや飲食ポップアップが集結します。ランチからディナータイムにかけて開かれ、ローカルたちの憩いの場にもなっています。
Food Truck Friday (コナ地区/ハワイ島)
旧コナ空港跡地を会場に、不定期で開かれる人気イベント。 午後4時~8時ごろまで、地元トラックがずらっと並びます。
派手さはないけれど、地元客も多く、シェイブアイス・ロコモコ・ポキ・ガーリックシュリンプなどハワイ定番の味が楽しめます。
おすすめの会場の回り方
マップを活用して屋台巡り:会場マップを見ながら、気になるジャンルをピンポイントで回ると効率的。
みんなでシェアして味見:少しずつ頼んでシェアすれば、より多くの味を楽しめる。
ローカルに聞くのが一番!:「おすすめはどこ?」と地元の人に聞くと、ハズレなしの一品に出会えることも。
時間帯を工夫:混雑を避けたいなら、午前中や終了間際がねらい目。
地産食材に注目:マウイオニオン、ハワイ島コーヒー、ロコモコソース、パパイヤ、タロなど、“ハワイならでは”の素材を使った料理は要チェック。
4. まとめ

旅をもっと楽しむためのポイントはこちら。
イベント日程は早めにチェックして、滞在スケジュールを柔軟に
移動や宿泊のバランスを整え、無理のないプランを
持ち物は用途別に準備して、天候の変化にも対応できるように
観戦・参加型イベントは、体調と装備の準備をしっかりと
フードトラックやマーケットでは、少しずついろんな味をシェアして楽しむ
文化やアートイベントでは、ロコたちとの交流を大切に
今回は、10月のハワイで楽しめるイベントを中心にご紹介しました。この時期は観光のピークを少し過ぎ、落ち着いた空気が流れる一方で、地域行事や文化イベントが活発になる季節。華やかなフェスティバルはもちろん、屋台巡りや地元スポーツ大会、文化ワークショップなど、暮らしの延長線にある催しに目を向けてみると、ハワイの“本当のあたたかさ”に出会えるかもしれません。自然と人のエネルギーに満ちた秋のハワイで、あなたらしいローカル体験を楽しんでみてください。
参考サイト:
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著者プロフィール
YUKA ITAHA
テレビラジオ業界でナレーターとして25年、フラ教室主宰15年とエンタメ業界一筋で生きてきたが、コロナ禍をきっかけに長年の夢だった翻訳業務を開始。
ハワイへは年に数回渡航。日々変化していく生きた英語に触れながら、
異文化間の思考の違いや取り組み方の違いを肌で感じ、
その違いを相互理解しながら埋めていくための一助となるべく、目下、邁進中。



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