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あなたの睡眠はどのタイプ?クロノタイプ徹底解説

「5 時起きですべてがうまくいく」「成功者はみんな早起き」ー 書店やネットに溢れるこうした宣伝文句を見るにつけ、早起きの習慣さえ身につけることができれば自分の人生は変わるのでは、と淡い期待を抱いたことがこれまで何度もありました。無理に 5 時起きを続けてみたものの、午前中からとてつもない眠気と戦い、ほとんど仕事にならなかったり、パフォーマンスを維持するために昼寝をしたら 2 時間も 3 時間も寝てしまったり、自分は「成功者」にはなれないのだろうか、と落ち込んだものです(それなりに年を重ね、ちなみに今は割と朝型生活送っていますが…)。



皆がとても勤勉な日本社会では早起きで朝型人間、さらに短時間睡眠が「デキル人」の条件のようにみなされています。逆に夜型人間はクリエイターや作家、夜遅いイメージのある業界なら許されても、そうでなければどこか社会不適合者のようにみなされてしまうことは否めないでしょう。というのも日本社会に限ったことではありませんが、先進国の社会システムは朝型人間を中心に形作られているからです。


しかし、いまコロナウイルスの影響でテレワークが導入され、自宅で働く人が増えている中、わたしたちは改めて自分にとってどの時間が最も高いパフォーマンスで仕事できるのか考えさせられています。その分析を行うにあたり、役立つ一つの指標が「クロノタイプ」です。


クロノタイプ(Chronotype)とは


クロノタイプとは簡単にいえば個人の「睡眠のタイプ」のことです。朝型人間か夜型人間か、それともその中間型なのか、ということですが、最近の研究で個人の体内リズムは遺伝子レベルで決められているということが分かってきています。


クロノタイプを決定する遺伝子は 351 種類もあるそうですが、70 万人を対象に 2019 年に行われた調査によると 20~50% は遺伝子で決まっているとのことです。世の中の 30~40% は朝型であり、20~30% は夜型、中間型は 30% 前後いるとのことですから、ほぼ 3 分の 1 ずつバランスよく 3 つのクロノタイプの人々が存在しているになります。


そう言われると、学校のクラスでも、職場でも、朝の光景を思い起こすと、テンションが高い人、ぼーっとしている人、そのどちらでもない人がそれぞれ 3 分の 1 ずつくらいいたな、という感じがします。



朝型・夜型には「努力」でなれる?


ただ、世の中の 3 分の 2 の人たちが朝型人間ではないのに、同じように朝型システムにはめ込まれることを強要されるとはいささか窮屈な感じがするのは私だけではないでしょう。


実際、アメリカのシアトルでは高校の始業時間を朝 7 時 50 分から 8 時 45 分に繰り下げる現場実験が行われた結果、生徒たちの平均睡眠時間は 34 分延び、眠さやだるさが減り、遅刻が大幅に減り、出席率も上昇、成績は平均して 4.5% 上昇したとのことです。



この実験は明らかにそれまで朝型の授業システムからはみ出ていた生徒たちがいたことを示しています。そのため、研究者の中には企業が従業員のシフトを組むときも、各従業員のクロノタイプをもっと考慮にいれるべきだ、という人もいるくらいです。


今、日本は働き方改革真っ最中で、それぞれのワークライフバランスにあった働き方やダイバーシティ経営など「個」を大事にした動きに大きくシフトしています。それに加えて感染症対策としてテレワークが推進され、誰もが自分の働き方を以前より主体的にコントロールできるようになってきています。そのプロセスの中で自分がどのクロノタイプに属するのかにももっと目がいってもよいのかもしれません。


夜型人間にどちらかというと白い眼が向けられる日本において、クロノタイプは自分の努力で変えられないことがあることを教えてくれます。そして、それは同時に与えられたそれぞれの特性を最大限に生かすように背中を押してくれる福音でもあるような気がします。



ちなみに自分がどのクロノタイプが知りたい方は以下のサイトへ↓

https://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php


参考サイト:

https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/diversity/types-of-working-hours&environment.html

https://www.teamspirit.co.jp/workforcesuccess/productivity/chrono-type.html



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YOSHINARI KAWAI

2008 年に中国に渡る。四川省成都にて中国語を学び、約 10 年に渡り、湖南省、江蘇省でディープな中国文化に触れる。その後、アフリカのガーナに1年半滞在し、英語と地元の言語トゥイ語をマスターすべく奮闘。コロナ禍で帰国を余儀なくされ、現在は福岡県在住。


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