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執筆者の写真SIJIHIVE Team

クリエイター必見!Spotify で自作曲を配信しよう:公式プレイリストに入れる方法も解説

更新日:4月22日


夕日の差し込む部屋でイヤホンを当てPCで作曲をする人

マイケル・ジャクソン、エド・シーラン、あいみょん、ヒゲダン……。

自分のオリジナル楽曲が有名ミュージシャンのあの楽曲と同じように、Spotify で流れたとしたら……


「自作曲を Spotify で配信したいけれど、手続きが難しそう」

「Spotify で配信するためには、厳しい審査が必要そう」


自作した楽曲を Spotify で配信したい方のなかには、上記のように考える方もいるかもしれません。


結論、自作した楽曲を Spotify で配信する方法はとても簡単です(え、こんな簡単な手続きで世界中に自分の曲が配信されちゃっていいの?と思うくらい)。


かくいう私も2023年に11曲入りのアルバムをリリースしたのですが、Spotify での配信手続きはわずか半日足らずで終えました。シングル曲(1曲のみ)でしたら1時間程度で配信の設定が完了しますよ。


本記事では自作した楽曲を Spotify で配信するまでの流れを、私の体験談を交えてわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。



Spotify で自作曲を配信するためにはディストリビューターを使う


カラフルなLEDで照らされるメディアミキサーコンソール

早速本題なのですが、Spotify で自作曲を配信するためには「ディストリビューター」を使う必要があります。


なんだか聞き慣れない言葉が出てきて「やっぱり難しそう……」と思ってしまう方もいるかもしれません。


ただ「ディストリビューター」は配信に関わる面倒くさい作業を一本化してくれる便利なツールなのです。


ディストリビューターとは


ディストリビューターとは音楽配信代行サービスのことで、アーティストと配信サービス間の重要な橋渡しとなるツールです。基本的に配信手続きをおこなうためには、この「ディストリビューター」の使用が必須になります。


また、一般的に「Spotify に自分の楽曲を配信したい」と考えている方は Apple Music や Amazon Music など、ほかの配信サービスでも配信したい方がほとんどだと思います(せっかくならできるだけ多くの配信サービスのユーザーに、自分の楽曲を聴いてもらいたいですよね)。


ディストリビューターを使用すると、なんと一度の手続きで何十種類ある各音楽配信サービスに一括で配信できます。


さらに配信後も一括管理が可能で、たとえば各配信サービスごとの再生回数や収益の比較なども簡単におこなえます。


Spotify で自分の楽曲を配信するための第一歩として、まずはディストリビューターに登録してみましょう。


おすすめのディストリビューター


「それなら、ディストリビューターに登録しよう」と意気込んで「配信 ディストリビューター」と検索してみると、なんとも多くのサービスが出てきます。主なディストリビューターは次のとおりです。


  • TuneCore Japan

  • BIG UP!

  • LANDR

  • Frekul

  • Eggs Pass


配信ははじめてだし、どのディストリビューターが自分に合っているかが分からない……。そう思われる方がほとんどだと思います。


結論、ディストリビューターで悩んだ方は国内シェアトップの「TuneCore Japan」がおすすめです。


私自身も TuneCore Japan で配信手続きをしましたし、私の周りのミュージシャンも8割か9割くらいが TuneCore Japan で配信しています。


各ディストリビューターで大きく違う要素は主に2つで「配信時にかかる料金」と「収益還元率」です。


TuneCore Japan は配信時にいくらかお金はかかってしまいますが、収益還元率が100%という特徴があります。


「自作曲をバズらせて稼ぎたい」という夢を持つミュージシャンは、TuneCore Japan で配信すればもしかしたらその夢が叶うかもしれません。


もちろん TuneCore Japan とは異なる特徴のディストリビューターもあるので、気になる方は各サービスの特徴を比較して選んでみましょう。



Spotify で自作曲を配信するまでの手順


幻想的な街の光を見下ろしながら電子ピアノの前に立つ少女

ディストリビューターが決まれば、自作曲が世界中に配信される日はもうすぐです。

Spotify で自作曲を配信するまでの手順を紹介します。


1. ディストリビューターでアカウントを作成


まずは、ディストリビューターでアカウントを作成しましょう。メールアドレスやパスワードなどの基本的な情報の登録のみで、すぐにアカウントが作成できます。


2. 配信する楽曲のタイプ(シングル・アルバムのいずれか)を選択


アカウントの作成が完了したら、配信する曲のタイプを選びましょう。1曲のみをリリース したい場合は「シングル」、2曲以上で構成される作品をリリースしたい場合は「アルバム」を選択します。


3. 配信する音源ファイルとジャケット画像をアップロード


Spotify で配信する音源ファイルとジャケット画像をアップロードしましょう。音源ファイルは一般的に「WAV 形式」が推奨されています。


通常ミックスやマスタリング完了時の音源は WAV 形式になっていることがほとんどだと思いますが、MP3や WMA などほかの形式になっている場合は WAV 形式に変換してからアップロードしましょう。


ジャケット画像は「JPG」や「PNG」形式であればアップロード可能です(ちなみに私は自身のスマホで撮影した写真に、アプリで文字入れをおこなった画像をジャケットにしました)。


4. 作詞・作曲者などを追加


曲が流れたときに表示される、権利者のクレジット情報を追加しましょう。自作曲の場合は、自分のアーティスト名をそのまま記入すれば問題ありません。


5. リリース審査がおこなわれ、完了したら配信開始


配信の登録が完了したら、リリース審査がおこなわれます。審査にかかる期間は、通常24時間ほどです(もし登録内容に修正が必要な場合は、修正依頼の連絡がきちんとくるので安心してください)。


無事に審査が完了したら、いよいよ自作曲が全世界に配信されますよ。



自作曲を Spotify の公式プレイリストに入れる方法


ライトが光る背景と雨に濡れたテーブル上のイヤホンとiPhone

自分の曲が Spotify に配信されるだけでもなんだか夢のようですが「自作曲が Spotify の公式プレイリストに入れる方法」があれば、知りたいと思いませんか(私は知りたいです)。


そもそもプレイリストとは、人気曲やテーマ別(元気を出したい曲集、失恋したときに聴きたい曲集など)に曲順をカスタムして編集したものです。


プレイリストはほかのユーザーが作成したものも利用できますが、そのなかでも Spotify が公式に作成したプレイリストは「公式プレイリスト」と呼ばれます。


Spotify の公式プレイリストには人気曲が集まっているので、それこそ世界中の多くの人に自分の楽曲を聴いてもらえます。せっかく配信するのだったら、できるだけ多くの人に自分の楽曲を再生してもらいたいですよね。


自作曲を Spotify の公式プレイリストに入れる方法はただ1つ、「Spotify for Artists」を活用するのみです。


「Spotify for Artists」は Spotify が提供している公式ツールです。

「Spotify for Artists」に登録するとプロフィールの編集やアナリティクス(楽曲の再生回数やリスナーの傾向)の確認もできるようになるのですが、なんと自分の楽曲を公式プレイリストに推薦できるようになります。


自分の楽曲を Spotify の公式プレイリストに入れたい方は、配信手続き時に「Spotify for Artists」内の「Submit」という機能を利用しましょう。


もちろん、Spotify 側で審査があるのですが、楽曲のクオリティが認められれば公式プレイリストに入れるかもしれません。


ただし「Submit」機能を利用するためには配信日の数週間〜1か月前に手続きを済ませておく必要があるので、スケジュールに余裕をもって手続きをしましょう。



まとめ


Spotify は現在180以上の国と地域で6億200万人のユーザーが利用する、世界で最も人気のあるオーディオストリーミングサービスです。


自分の楽曲が世界中に配信されることで、自分の楽曲を聴いてもらえる機会が格段に増えます。


Spotify に配信する手続きはとても簡単なので、自作曲がある方はぜひ本記事を参考に手続きをおこなって、世界中の人に自分の楽曲を聴いてもらいましょう。


参考サイト:

Spotify for Artists 公式サイト 

TuneCore Japan 公式サイト


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著者プロフィール


TAKUTO SHIOYA


高校卒業後、音楽の専門学校で作曲・編曲を学ぶ。複数のバンド活動を経て2016年からソロで弾き語り活動を開始。ハイエースで10日間車中泊をしながら中国・四国地方ツアーをおこなったりと、現在も精力的にライブ活動中。大手メディアの Web ライター兼編集者としての顔も持ち、新潟、静岡、神奈川、埼玉、沖縄など移住拠点を定期的に移しながら、日々感じたことを記事にしている。


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