こんにちは、英日翻訳者兼フラ講師の板羽柚佳です。
仕事柄、年に数回は訪れるハワイですが、今回は空港に降り立った瞬間から何だかほっこりできる、ハワイ諸島の中でも筆者が一番好きな島、Maui をピックアップ。
代表的な観光スポットや地元民に人気のちょっとコアなレストランなど、
物価が高いと言われている現地の中でもロコ価格でリーズナブルにいただけるグルメや、
身も心も芯からクレンズされる感覚を味わえる、
大自然をふんだんに楽しめるスポットやアクティビティをご紹介します。
目次
1. アップカントリー、
古き良き佇まいの町クラとハレアカラ国立公園
マウイ島は、その昔、王族が住んでいたこともありハワイ諸島の中でも美しい景観と多様な自然環境で知られています。
まずは島の中央部に位置するアップカントリーエリアに位置する町、クラとハレアカラ山を擁するハレアカラ国立公園からご紹介していきます。
マウイ島のアップカントリーに位置する小さな町。
標高500~1000メートルの高原に位置し、涼しい気候と美しい景観が特徴です。
町の周辺には広大な農地が広がり、有名な農園やワイナリーなどが点在しており、新鮮な農産物や美味しいワインを楽しむことができます。
レタス、キャベツ、オニオン、トマト、キノコ類、フルーツなどの栽培が盛んな所としても有名です。
こちらは、地元の新鮮でおいしい食材を使ったお料理を出してくれる Kula Bistro(クラビストロ)
なにを食べても、とにかくおいしい!そして価格設定もリーズナブル。
お店で働くスタッフのみなさんも
とても親切かつ朗らかで古き良きハワイを感じさせてくれるレストランの一つです。
地元野菜とホームメイドのモッツアレラチーズで作られたサラダ。
木成りならではの濃厚でしっかりしたトマトの味は、それだけで贅沢。
3人でシェアしてもまだ余るほどのボリュームで12ドル。
地元で栽培されているフレッシュマッシュルームのカニクリームオーブン焼き。
とにかく美味しい!ワインがすすんで仕方がない・・・。
リブステーキサラダ。
ブルーチーズと濃厚バルサミコソースとの味のバランスが絶妙でした。
日本人好みな素材を生かしたあっさりとした味わいで、
もしかしたら、そもそものハワイのお料理のテイストはそこまで濃いものではなかったのかも…、とこちらで食事をするたびに思います。
マウイ島の最高峰であるハレアカラ山を中心とした広大な自然保護区。
このエリアは、壮大な火山地形と珍しい生態系が広がっています。
ハワイの州鳥ネネもこのエリアに生息しています。
ハレアカラ山の頂上からは、絶景の日の出を見ることができ、
その美しさは言葉に表せません。
公園内には、様々なハイキングコースや展望台があり、
ご年配からお子さんまで、楽しめます。
自分が立っている場所より低いところに、雲があったり飛行機が飛んでいる様子を見ることができ、何だか自分がえらくなったような?!気分になれる、
とにかく、いつまでも眺めていられる頂上からの景色。
こちらの画像は筆者が iPhone で撮影したものです。
素人が撮影しても、この美しさ。ぜひ体感して頂きたいです。
ハレアカラ山の頂上には、ハワイ大学の天文台があります。
この天文台は、世界的にも有名な観測施設で、
見学ツアーやプログラムに参加することもできるようです。
宇宙に来たかと思うくらいの空気の澄み方で体の中に溜まっていた何かが
スッと抜けていくような感覚がする場所です。
ここでしか生息していないシルバーソード。
太陽光に照らされてキラキラしていました。
頂上からの帰りに寄り道したトレッキングコースを歩いていたら、
なんと下のほうに虹が…。虹より高いところにいる自分…。貴重な経験です。
2. マウイの自然を満喫できるロード・トゥ・ハナ
マウイ島東部のハナまで続く美しい海岸沿いの道路、
ロード・トゥ・ハナは島の岸壁に沿ってつくられたやや狭くカーブの多い道。
途中、何段にもなった滝が急に姿を現したり、
見たことないくらい大きな葉のモンステラに遭遇したり、
息をのむような自然の景色が次々と現れ、最高のドライブを楽しめます。
もちろんこんなすてきな海岸も。マウイ島の様々な景観を満喫できます。
パーキングスポットもあちこちにあり、
思い立った時、すぐに散策や写真撮影を楽しむことができます。
その中でも特におすすめしたいのがこちらのバンブーフォレスト。
鮮やかな緑の竹が織りなす神秘的な雰囲気と、息をのむような景観。圧巻です。
高さ30メートルを超える竹が太陽の光を遮り、神秘的な光景を作り出しています。
「これを神秘的と言わずに何を神秘的と言える?」とひとりでつぶやきながら歩く筆者。
トレイルはしっかりと整備されており、
すのこのようなものが敷かれ足元が滑って危ない、ということもあまりなく、
美しい自然の中を安心して気持ちよく歩くことができるようになっています。
1時間ちょっと歩くと見えてくるのがこちらの滝。
思わず、「We made it!」と叫んでしまいました。
途中、滝や清流なども現れ、とにかく飽きません。
重装備は不要。
お水の入った大き目のボトル1本とチョコレートバー1本と歩きやすい靴。
これだけあれば、楽しめます。
ちょうどいい自然をゆったりと感じに行くことができる。
それがマウイでのトレッキングの最大の魅力です。
3. 美しいビーチと賑やかな通りを楽しみながら
歴史と文化を感じる町ラハイナ
ラハイナでは海水浴やサーフィン、シュノーケリングなどのウォータースポーツを楽しむことができます。
ダウンタウンではレストランやショップも充実しており、地元の料理やショッピングを堪能できます。
その昔、ハワイ王族も使っていたラハイナの港。風情がありますね。
天井に貼られたナンバープレートが映えポイントの Cheeseburger in Paradaise Lahaina(チーズバーガーイン・パラダイス・ラハイナ)。
「窓から見える景色もここの名物なのよ」とウェートレスのお姉さんがにこやかに教えてくれました。
確かに絵になる。
ドラム缶なのに、やっぱり絵になる…。
このスタイルでサーブされるビール。さすが、ハンバーガーレストラン!
マウイ島西部に位置するラハイナは歴史的な町としても有名です。
かつてのハワイ王国の首都であり、今でも歴史的な建物が残っており、
博物館として改装されているものもあります。
それがこちら↓ボールドウィン邸。
宣教師ボールドウィンは19世紀半ばに医師兼宣教師としてラハイナに滞在し、天然痘の治療に力を注いだそうです。
ここでは古き良きハワイ文化に触れることのできるイベントなども開催されています。
ハワイの伝統や文化、私たち日本人があまり知らない王族の歴史などにも触れることのできる町、ラハイナ。空港から車で約1時間ほどで到着します。
ぜひ、足を運んでみてください。
4. 三日月型の無人島モロキニと新たなリゾートスポット
として注目のキヘイ
さて、最後はマウイから少し離れたその形でとても有名な無人島のご紹介。
モロキニ島です。マウイ島の南西に位置する小さな島で、半月型の特徴的な形状をしています。
この島は、海面上約160メートル、海底からは約50メートルまで突き出ており、
クリアな青い海と美しい珊瑚礁が広がっています。
その美しい自然環境から、自然保護区として指定されています。
シュノーケリングやダイビングの楽園として人気の高いスポット。
透明度の高い水中と美しい珊瑚礁は、
まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を与えてくれます。
キヘイの港からモロキニ島へ向かうこのようなクルーズ船がたくさん出航しています。
ブレックファーストとランチがついて確か一人70ドルくらいだったような気がしますが、
カマアイナ(地元民)価格だったかもしれません…。
訪れる際は最新情報をご確認くださいね!
船から望むモロキニ島。
クレーター感も三日月形状感もあまり感じないのは筆者だけでしょうか?
さて、いよいよ、シュノーケリングタイムです!
見てください!この透明度!筆者が iPhone で撮影した海の中の様子です。
実はこのあと、のんびり泳ぐ、海の神様ホヌ(ウミガメ)さんたちにも遭遇し、
クルーズ参加者、大興奮!!
興奮しすぎてカメラに収めることも忘れてしまいました。
是非、肉眼で確認していただきたいと切に願います!
こちらへはラハイナ港やキヘイ港から出港しているガイドツアー船が便利です。
どのツアーも日本語対応はしていないようですが、
とても親切丁寧にシュノーケリングの仕方などを教えてくるので、
英語には自信がないという方も、
初心者のかたでも安心して楽しめるようになっています。
さて、モロキニ島でたっぷり遊んだ後は、マウイのサウスサイド、
キヘイビーチでサンセットタイムを。
ただただ気持ちいい。地球って最高。
そんな気分をあじあわせてくれる人生のご褒美タイムです。
マウイに行ったら、とりあえず押さえてほしいスポットをとんでもない熱量で
お伝えした今回の記事。
いかかでしたでしょうか?
実はまだまだ、ご紹介したい穴場スポットがあり、本当は書き足らない!のですが、今回はここまでです。
このつづきは次のマウイ編で!
ハワイの最先端をいくオアフやハワイの大自然を全身で感じる
ビッグアイランドとはまた違った、ちょうどいいバランスで魅了してくれる島、マウイ。
ぜひ、次回のハワイ旅行の主要滞在地として検討してみてはいかがでしょうか?
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著者プロフィール
YUKA ITAHA
テレビラジオ業界でナレーターとして25年、フラ教室主宰15年とエンタメ業界一筋で生きてきたが、コロナ禍をきっかけに長年の夢だった翻訳業務を開始。
ハワイへは年に数回渡航。日々変化していく生きた英語に触れながら、
異文化間の思考の違いや取り組み方の違いを肌で感じ、
その違いを相互理解しながら埋めていくための一助となるべく、目下、邁進中。
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