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中国ビジネスで必須!WeChat(微信)の使い方③


カフェでスマホを見ているビジネスマン

中国ビジネスに欠かせないコミュニケーションツール、WeChat。始め方や決済機能などについて過去2回にわたって説明してきました。最終回となる第3回では、チャットツールとしてのユニークな使い方について紹介します。


WeChat の「語音」とは?


グリーンと木の背景とiPhoneのメッセージアプリ

チャットツールとしての WeChat の特徴は、ボイスメッセージを送れる「語音(Yǔyīn)」機能です。方法は極めて簡単です。メッセージを送る相手を選ぶと、メッセージを入力する欄の左側に緑の枠で囲んだアイコンが出ます。


ボイスメッセージを送れる「語音」機能

そのアイコンをタップすると「押したまま話す」というメッセージが表示されるため、長押しして話している間はメッセージを録音できます。


「押したまま話す」画面

指を離すとメッセージがそのまま送信されます。もし、言い間違ったり、話しているうちに送るのをやめたほうが良いと思ったりしたら、指を離さずそのまま上にスライドさせましょう。「放してキャンセル」が表示されたら、送信は中止されます。


相手からのメッセージを聞く場合


逆に相手から送られてきたボイスメッセージを聞く場合も操作は難しくありません。


送られてきたボイスメッセージを聞く

秒数とともに受信されたメッセージのアイコンが表示されているため、それをタップすればすぐに聞くことができます。いちいちスマホを耳にかざして聞くのが面倒であれば、相手のボイスメッセージを長押しして表示されるメニューから「スピーカーをオン」にしましょう。


WeChat のボイスメッセージ操作アイコン

実はこのボイスメッセージ、LINE にもあるのをご存じでしょうか?しかし、少なくとも私は LINE のボイスメッセージを使う人を見たことはありません。それに対して、中国では、男性も女性も、老いも若きも道を歩きながらスマホを口元にかざしながら、時には一人で笑いながら、時には一人で怒りながら、メッセージを吹き込んでいる様子をよく目にします。



なぜ中国ではボイスメッセージが多用されるのか?


中国の観光名所の紫禁城と虫眼鏡のサーチマーク

日本に比べて、中国で WeChat のボイスメッセージ機能が多用される理由について、さまざまな考察がなされています。


もっともよくあるのは中国人は「せっかちで」「合理的」だからという説明です。また、中国にいるときに気付いたのは年配の方ほど、ボイスメッセージ機能を使う傾向が高いということです。その理由はメッセージを打つのが面倒ですし、そもそも中国語入力の基本であるピンインが分からない、という理由もあるようです。


ただ、中国の人はみんなボイスメッセージを歓迎しているかといえばそうでもないようで、中国で18~65歳の1,000人を対象に行われた調査によると、27%の人が「ボイスメッセージを聞くことに負担を感じている」と回答し、19%の人が「ボイスメッセージを聞くのが煩わしい、イライラする」と回答したようです。


この調査結果にも示されているようにボイスメッセージは送る方には便利ですが、受け取る側にとってはメッセージを確認するのに思ったより時間がかかるという側面もあります。中国語で100字を読むのは平均9秒で済みますが、ボイスメッセージの場合その数倍の時間がかかってしまいます。


また、ボイスメッセージの別の難点は保存して、あとで検索しにくいことです。テキストメッセージなら、覚えているキーワードで探すことができますが、音声だと全部聴き返さなければなりません。


加えて、日本でボイスメッセージが普及しない理由について、中国メディア「今日头条」では、「日本では音声メッセージを使うべからず」という記事が掲載されました。その記事によると、「日本はとても静かな国であり、通話だけでなく、ボイスメッセージのやりとりもしない。もし、公共の場所で大声で話したり、大きな声で邪魔したりすると、相手の権利を侵害することにもなりかねない」とのことでした。皆さんはどうお考えですか?



中国語なら文字起こしも可能!


スマートフォンを持っている女性とメールアイコン

以上挙げたボイスメッセージのデメリットを解決できる機能が「转文字(Zhuǎi wénzì)」、つまり文字起こし機能です。相手から次から次に届くメッセージをすべてテキスト化してくれるため、受信者が内容を確認したり、後から検索したりするのに便利です。


ただし、今のところ中国語にしか対応していません。そのため、この機能を利用するためには WeChat の言語表示を前もって中国語にしておかなければなりません。上で紹介したように受信したメッセージを長押しすると、以下のような項目が出てきます。日本語メニューとは若干異なることが分かるでしょう。中国語表示に変更しておけば「转文字」が表示されるため、タップすると文字起こしをしてくれます。


文字起こしができる「转文字」

ただし、中国語に対応しているといっても、場所によってイントネーションは様々です。方言には対応していませんし、標準中国語でも人それぞれ訛りがあります。また、外国人が話す中国語も100%正確に文字起こししてくれるとは限りません。それでも、使ってみる価値はあります。


ちなみに中国語学習者にとっては、自分の発音がスマホにきちんと聞き取ってもらえるかをチェックすることで発音の改善にもつながるため、便利です。



受け取ったテキストメッセージの翻訳もできる


ノートに色々な言語でこんにちはを書いている女性

WeChat では、受け取った中国語のメッセージを文字起こししてその意味が分からない場合、さらに日本語に翻訳することができます。やや不自然な日本語ですが、簡単なやりとりであれば意味は十分分かります。次に日本語でメッセージを相手に送れば、相手側で中国語に翻訳できます。この方法を使えば、中国語(相手は日本語)ができなくても、WeChat を使えば、中国の人たちと友達になれてしまうのです。


まとめ


3回にわたって WeChat の便利な使い方について説明しました。WeChat を使えば使うほど、なぜこのコミュニケーションツールが中国での生活に必要不可欠か実感できると思います。第1回で説明したようにプライバシーの観点から注意すべき点はありますが、WeChatをうまく使えば中国語の上達にもつながるはずです。


紹介した方法を実際に活用することで、中国の友達が増えたり、中国ライフやビジネスの充実につながれば、これほど嬉しいことはありません。


参考サイト:


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著者プロフィール


YOSHINARI KAWAI


2008 年に中国に渡る。四川省成都にて中国語を学び、約 10 年に渡り、湖南省、江蘇省でディープな中国文化に触れる。その後、アフリカのガーナに1年半滞在し、英語と地元の言語トゥイ語をマスターすべく奮闘。コロナ禍で帰国を余儀なくされ、現在は福岡県在住。








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