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ストレスは泣いて流す!涙活(るいかつ)の驚くべき効果

最近、最後に泣いたのはいつですか?

この記事をお読みいただく前に、一度記憶をたどってみてください。


家でテレワークをしていると、一日中誰とも会わない、話さないという方も少なくないのではないでしょうか?感情をアウトプットする機会が激減しているにもかかわらず、ネットやSNS からは膨大な情報が私たちの脳に流れ込んできます。しかもその大部分はコロナだけでなく、自然災害、人種差別、政情不安など、私たちの不安をかき立てるものです。



わたしたちの脳の扁桃体がストレスを認識すると、ストレスホルモンのアドレナリンやコルチゾールなどの分泌が促され、交感神経が優位になり、緊張モードに移行します。一時的な緊張状態はストレスに対処するために有効ですが、あまりに長く続くと、「バーンアウト(燃え尽き)」になってしまいます。そうなると、いわゆる「コロナ鬱」「コロナ疲れ」、つまり何に対しても興味が持てない、無気力、無感動な状態に陥ってしまうのです。


交感神経はいわば車のアクセルのようなものですが、それに対してブレーキに当たるのが副交感神経で、この両方のバランスを保つことが「コロナ鬱」にならないために不可欠です。では、副交感神経を優位にするために有効な方法があるのでしょうか?



意識的に「泣いてみる」ということ


実は私たちが副交感神経を意識的にコントロールできる方法は二つしかないと言われています。一つは「寝ること」、そしてもう一つは「涙を流すこと」です。一定の睡眠時間を確保することがメンタルバランスを保つ上で不可欠なのはいまさら言うまでもないことですが、寝てばかりいられないのも事実でしょう。


そこで注目したいのが、「涙活(るいかつ)」の効果です。「涙活」という言葉を考案した寺井広樹氏はこれを「1 か月に 2~3 分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動」であると定義しています。


実際、涙を流すことによって、ストレスホルモンであるコルチゾールが低下することが知られており、泣いたあとにはなんだかすっきりした、という経験は科学的にも裏付けられることになります。寺田氏によると、涙を 1 粒流すとストレス解消効果が 1 週間続くことが医学的にも証明されているとのことです。



溜まったストレスを涙で解放する


皆さんは「カタルシス」という言葉をご存じでしょうか?

日常的にも「カタルシスを感じる」、「カタルシス効果」というように、「心がすっきりする」、「ストレス発散できる」といった意味合いで用いられていますが、その由来は医学や演劇にあります。


ギリシャの哲学者アリストテレスが、観客が悲劇を見ることで呼び起こされる、精神が浄化される効果を「カタルシス」と呼んだことが起源とされていますが、その後は医学において薬剤を用いて吐かせたり、排せつさせたりする治療行為を指して用いられたと言われています。

寺田氏が涙を流すことを「心のデトックス」と定義しているように、知らず知らずのうちに心に溜まってしまったものを涙と一緒に排出することでも浄化作用が得られます。




ポイントは、「涙活」は泣くことを単に肯定的に捉えるということではなく、意識的に涙を流す活動を行うということです。ストレッチやヨガ、ジョギングをするように、生活の中に涙を流すことを積極的に取り入れるということなのです。


もちろん、意識的に流したい涙は、悲しみや辛さゆえの涙ではありません。それは感動の涙です。前述したアリストテレスはカタルシスについて「自分が抱えている言葉にできないような苦しみや悲しみは悲劇を通して代弁してもらうことで自分の中から吐き出すことができる」と述べましたが、映画やドラマ、スポーツなどを見て、そこに登場する人物に共感して、自分のもやもやした感情を具象化してもらい、感動の涙を流せば、気持ちが浄化され、リラックスできる、というわけです。


ネットを検索すると、「泣ける」映画やドラマ、動画がやまほど見つかりますが、どれを見ても泣けるという人はいないでしょう。なぜなら、共感できないことには感動の涙は流せないからです。

なにが「心の琴線に触れる」かは人それぞれですので、自分が泣ける素材を探すことは自分の内面について知ることでもあります。


とっておきの泣ける映画や音楽を見つけて、1 週間に 1 度は「涙活」してみてはいかがでしょうか?


参照サイト:https://www.ruikatsu.com/


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著者プロフィール

YOSHINARI KAWAI

2008 年に中国に渡る。四川省成都にて中国語を学び、その後約 10 年に渡り、湖南省、江蘇省でディープな中国文化に触れる。現在はアフリカのガーナ在住、英語と地元の言語トゥイ語と日々格闘中。


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