疲れたときこそ試したい!アクティブレストで「動いて」疲労回復

更新日:1月31日

一週間しっかりと働いたあとの休日、皆さんはどう過ごされていますか?「疲れたから、今日はしっかり寝だめするぞ~」と心に決めて一日の大部分をベッドの上で過ごしたのに、休み明けの月曜日、かえって身体のダルさを感じたこと、ありませんか?

それもそのはず、平日と違うリズムで睡眠をとると人間の体内時計は狂ってしまいます。そこでおすすめなのが「アクティブレスト」という休息のとり方です。


今回は週末にしっかりチャージして、フルパワーで月曜日を迎えるためのアクティブレストについてご紹介します。



アクティブレストとは?


アクティブレスト( Active Rest )は「積極的静養」と訳され、パッシブレスト( Passive Rest )「消極的静養」の逆に位置する考え方です。パッシブレストが身体の活動を最小限に留め、多めの睡眠をとったり、家で安静にしたりするのに対し、アクティブレストでは身体を積極的に動かします。そうすることによって、血流を良くし、疲労物質を排出することができるのです。


運動=「疲れる」は思い込み?


そもそも私たちが疲れているときにパッシブレストを選択してしまう理由は、運動することにより余分のエネルギーを消費してしまい、それがさらなる疲れに繋がる、という漠然としたイメージを持っているからです。しかし、実際はどうなのでしょうか?

確かにアクティブに身体を動かせば体内のエネルギーを消費することは確かです。また、高負荷の運動をすれば酸素が多く消費され、活性酸素も大量に発生するため、それが自律神経や筋肉を攻撃、疲れに繋がると言われています。


しかし、一口に運動といってもその程度は様々で、ウォーキングやヨガのような身体にかかる負荷が少ないものもあります。また、どのくらいのエネルギーを消費するかは運動する時間によっても大きく左右されます。ですから「運動=エネルギー消費=疲労」と結びつけるのはやや偏った見方だと言わざるを得ません。


なぜ疲れるのか?


アクティブレストの効果性を証明するためには、それがわたしたちの疲れにアプローチし、解決策になることを示す必要があります。では、そもそも私たちはなぜ疲れるのでしょうか?


何となく捉えている「疲れ」ですが、すこし突っ込んで分析してみるといくつかの側面があることに気づかされます。例えば、疲れは「身体がだるい」「寝ていたい」「動きたくない」という漠然とした感覚に表れますが、それは単に「身体的に疲れている」ということだけでなく、精神的な疲れ、感情的な疲れとも関係しています。

そして、アクティブレストはこうした疲れに対し総合的に働きかける休息方法なのです。なぜそう言えるのでしょうか?



アクティブレストは疲れの様々な面にアプローチ


まずアクティブレストは感情的、精神的な疲れによく効きます。アクティブレストでは、息が上がらない程度の軽い全身運動が勧められます。ウォーキングやヨガ、会話ができるくらいのペースで走るジョギングなどがそれに含まれます。そして、こうした軽度の運動を行うことによりセロトニンという神経伝達物質が分泌されるのです。


セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれることもあるくらい、わたしたちが心のバランスを保つのに大切な物質で、これが欠けるとイライラが増え、ストレスが蓄積される、つまり「心の疲れ」に繋がってしまいます。


アクティブレストはもちろん身体の疲れにも有効的です。かつて「疲労物質=乳酸」と考えられており、運動することにより乳酸が筋肉に溜まり、身体が疲れると言われていましたが、今ではこれは間違いだと証明されています。


最近の研究では、疲れると血液中に「FF(Fatigue Factor)」というタンパク質が増えることが分かり、FF が増えると脳に信号を送り、疲れを感じるようになると考えられています。しかし、このFFに対抗する「FR(Fatigue Recover)」という疲労回復タンパク質も存在し、これが FF よりも優位になればわたしたちは疲れから解放されます。そして、このFR も軽度な運動、つまりアクティブレストによって増やすことができるのです。また、軽いジョギングやウォーキングをすれば血流も改善され、FF を排出でき、体内での蓄積を防ぐことができます。


アクティブレストは難しくない


アクティブレストといっても特別な運動や高価な器具が必要なわけではありません。大切なのはいままで何となくしていた「疲れたから寝よう」をやめること。もちろん、睡眠は必要ですが、それは休日だけに行うものではなく、月曜日から金曜日まで毎日心がけるべきことです。あと疲労を回復させるための食事も大事ですね!

むしろ週末には普段と同じ時間に起きて外に出かけてみましょう。30 分くらいでも良いので、家の周りをウォーキングしたり、ストレッチするだけで疲れが随分と軽くなっていることに気づくはずです。そうなったらしめたもの、あなたはもうアクティブレストの効果を体感し始めています。


参考サイト:

https://www.adecco.co.jp/useful/work_35

https://hc.kowa.co.jp/qpkowa/column/body/

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/undou-shougai/hirou-busshitsu.html


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著者プロフィール


YOSHINARI KAWAI

2008 年に中国に渡る。四川省成都にて中国語を学び、約 10 年に渡り、湖南省、江蘇省でディープな中国文化に触れる。その後、アフリカのガーナに1年半滞在し、英語と地元の言語トゥイ語をマスターすべく奮闘。コロナ禍で帰国を余儀なくされ、現在は福岡県在住。




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